RESEARCH

農薬などの研究開発

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・硝化抑制剤

農薬/肥料添加物として利用されている硝化抑制剤は、肥料の利用効率を高める薬剤です。農作物の栽培には窒素肥料(アンモニア態窒素)が欠かせません。しかし、施肥された窒素肥料の半分以上は、作物の栄養にならずに川や地下水に流出します。この原因は、アンモニア酸化細菌などの硝化菌の代謝作用(硝化作用)にあります。硝化菌は、窒素肥料を栄養源として吸収したのち、排出物として硝酸態窒素を出します。硝酸態窒素も作物の栄養源になりますが、雨と共に農地から流出しやすいため、河川や地下水に流れ込み、富栄養化などの環境汚染の原因となります。
  わたしたちは、アンモニア酸化細菌の活動を押さえる分子標的型の硝化抑制剤を開発しています。安全性が高く、環境にやさしい硝化抑制剤を提供することで、持続的農業に貢献することを目指します。


*写真は富栄養化によってアオコが増殖した霞ヶ浦の北浦(茨城県)2018年9月9日撮影。